セミナー備忘録
こんばんわkazです。
久しく更新し忘れておりました。というか、ちょっと忙しかったですね。
事業の打ち合わせと、1番草、謎の落雷停電(発電機作動)とかありまして。。。。。。
疲れ果てて夕飯後には眠い状態でした。。。。。
でも知識は知識、情報はいくらあっても損しません!!!!
重要なことは何を信じるか、信じ切るための方程式があるか、ですよ!!!
っということで、以前参加させていただいたセミナーをまとめます。
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北海道酪農技術セミナー2018
◎北海道酪農に期待する~金融面から見た視点~
現状の変化 = 小麦、とうもろこし、穀物等の輸入価格高騰
人口の増加 = 今後 アフリカ・アジア人口増加
日本の人口減少 = 生産年齢の低下
温暖化による気温上昇で環境の変化がある、水分の蒸発で降水量が増える(ゲリラ豪雨)。雪解けが早くなる。飼料作物の収量と品質に影響が出る。増えた人が穀物を中心に食物の奪い合いが起こる
農業の法人化
3000万の所得 → 税率は? 法人32% 個人51%
所得が多くなればなるほど法人化するメリットあり、労務にあたっての信頼度が高まる=選ばれる先になる。他産業との連携もあり、農地の1/6が法人名義となっている。
※やっておくべきこと
・ICTやIOTの導入
・法人保険 → 貯蓄機能と解約返戻金がメリット
◎笑顔が溢れる牧場になるまで
有限会社 パインランドデーリィ
担当業務 ・育成 ・飼料 ・経営管理 ・乳製品 ・搾乳
人財の定着率向上のために行ったこと
1. ルールマニュアル化 → シンプルを重視
2. 怒りを我慢 → 口に出すのを我慢
3. 若い求人 → 雰囲気がよくなる
4. 信用できる人財を大切に → 人財に新人教育を
やるべき
・数字による社員評価制度
・大学生の新卒採用
・昇給、賞与の制度づくり
◎カーフフィーダーで哺育を成功させる
哺乳ロボットの導入はもはや宿命かもしれない
ミルク中の細菌数=疾病数増
粉ミルクや水の計量のズレ → 実際に量りなどを用いて計量してみることが大切
フォスターテクニック社製は1台2群1群32頭の哺育が可能
注意
・乳頭の争奪戦
・糞尿による環境悪化
1台あたり多頭数よりも8~9頭だと呼吸器病が少なく、日増体重が多い
生後12日以下で移動すると呼吸器病のリスク2倍
生後2週間前後での導入へ
1日2回以上の観察を推奨
40日齢まで無制限給与
ミルク代も増えるが、効率的な増体重による泌乳量増加で、経済効果はプラスになる
◎「生乳の風味異常について」
生乳の風味異常についての連絡や相談は年間500件以上
移行臭 → 生乳は臭いを吸着しやすい
餌による風味への影響 → 果実臭(脂肪酸エステル)硫黄臭(イオウ化合物)
麦芽臭 → 低温増殖菌の繁殖、パッキンやゴム部品の汚れ
ランシッド臭(脂肪分解臭) → 刺激による脂肪球膜が破壊され、リパーゼが作用した加水分解が起こり遊離脂肪酸へ変化すると臭いに変わる。リパーゼは、パルチミン酸の影響下で活性化する。
自発性酸化臭 → 脂肪球膜内部で起こる脂肪球リン脂質中の不飽和脂肪酸の酸化(ヘキサナール上昇)リノール酸を多く含む飼料(豆腐粕等)は自発性酸化臭を誘発する。
改善案
・ビタミンEの給与は効果的
・リノール酸を多く含む飼料(豆腐粕、醤油粕、加熱大豆)の多給に注意
・粗飼料と濃厚飼料(不飽和脂肪酸)のバランスに注意
ロボット搾乳(問題→改善)
・最短搾乳時間4.2時間→6時間へ変更 = 脂肪上昇、FFA減少、搾乳回数は3回以内
・サブタンク4時間→7時間へ変更 = バルク乳の液面が低いことによるアジテーター泡立ち
※ルーメン(第一胃)環境を悪化させる要因は風味異常へもつながる
◎酪農場におけるゲノム検査の実際:結果の評価と活用への可能性
遺伝情報とは体を構成するタンパク質の設計図
DNA配列の中で一箇所だけ違う部分がる → SNP(スニップ)
ゲノム検査 = このスニップを特定して違いを解析する
これまでの膨大なデータを基に、スニップの組み合わせを探り、どのような個体になるか推定をする。出生直後から検査可能であり、早期順位付けが可能。しかし、牛群内の順位付けをするための総合指数を考えなければならない。
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