Milk & Management

元急性期病院勤務の経営ノウハウを駆使して酪農業界に新たな風を!!//酪農後継者の軌跡ブログ

エストロジェン様物質

こんにちわ kaz です。

 

今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。

あっという間に時間が過ぎていて、あっという間に老いていってます。笑

 

日々、考え事があるということが幸せなことだよな~と思う今日このごろなのですが、

もっと、もっと、という気持ちがイライラにつながることって多いんですよね~。

 

どうも自分は結果を急ぎ男みたいで、すぐ行動や変えられることがあるのに動けないとストレスになって、酒飲みながら先輩方に愚痴っちゃうんです。

そうすると「まともすぎて全然おもしろくないなー」とバカにされます。

 

もう二度と愚痴らんどこと思うんですけど、また愚痴ってるの繰り返し。笑

でも自分の見られ方や「お前ってそんなんだったっけ」っていうキャラを再認識すると

少し楽になって帰ってくるんです。少しですよ少し!!

 

「急がばまわれ」

自分の思っている以上に、物事というのはゆっくりとしか進行しない

何事もゆっくりとプロセスを積み上げたほうが、結果が出た時の充実度が高い

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話は変わりまして

先日は、札幌で乳房炎のセミナーがありました。

後日まとめたいと思いますが。

勉強不足の用語があったので、紹介したいと思います。

 

エストロジェン様物質」

ステロイドホルモンの一種

牛についてのエストロジェンは??

発情誘起作用のあるホルモンで、通常は分娩時や発情のときに上昇する。マメ科植物アルファルファやアカクローバなど)に、イソフラボン誘導体というエストロジェンに似た作用を持つ物質が含まれていて、大量摂取によって卵胞嚢腫、膣脱等の発症要因になっている。 

マメ科飼料の特性って?

繊維(牛体内の熱源)が少なく、水分、蛋白質、カルシウムを多く含んでいる。

ミルクを出すには最高の飼料ではないのか?

しかし、水分や蛋白質が多いため胃内の㏗が低くなりがち(酸が強くなる)また、消化時に酪酸が多く生産されてしまい、胃内では異常醗酵が起き下痢の症状が続くかもしれない。この酪酸が吸収されるとケトン体が生産されやすくなり、 ケトージスになり易い条件が整ってしまう。

せっかくの最高の飼料? → 下痢 → 痩せ → 摂取栄養が低下する可能性

エストロジェン様物質はマメ科牧草の開花前発育期に増加。また、エストロジェン様物質は乾草やサイレージについたカビなどに多量に存在する場合がある。

 

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実は、我が牧場は昔をルーサン(アルファルファ)のサイレージを作って、飼料として給餌していたのです。

父の感覚では、今の乳量の倍は出ていたとのこと(ありえない)

自分の中で密かにルーサン畑を復活させようかなと考えていた矢先に、セミナーで気になることになってしまいました。

マメ科飼料って難しいんですね~

ミルクを出すためには良質な蛋白質が必要◯ → マメ科飼料はエストロジェン✗

勉強しました。

肥料や堆肥とかの工夫で、エストロジェンみたいなことが起きないマメ科って育たないのかな~

 

 いじょうでした。