Milk & Management

元急性期病院勤務の経営ノウハウを駆使して酪農業界に新たな風を!!//酪農後継者の軌跡ブログ

乳質向上奨励金交付事業

こんばんわ。kazです。

 

新緑の季節とでもいうのでしょうか、緑が青く濃く鬱蒼と茂るようになってきましたね。畑では、種植えの真っ最中(もう終わった?)でみなさん忙しいところですね。

 

さて今日はお勉強です。(日々勉強ですが。。。。)

 

生乳生産者はいかにして安心で安全な生乳を出荷しているのか。

それは、各地域ごとに定められたルールを自主的に守り、さらなる乳質向上に努めなければならないという事業が存在しています。それらは消費者を守るために生産者として絶対に守らなければいけない事なのでここで記録しておきます。

 

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乳質向上奨励金交付事業実施要項 (各農協ごとに違うと思います)

(抜粋)

目的:

消費者ニーズの多様化で良質な牛乳、乳製品を供給する必要に迫られおり、生乳生産者の自主規制により自ら乳質向上に努め、消費拡大を促すことにより一層の経営安定化を図る事を目的とする。

 

(ルール)

反則金

①細菌汚染の反則金

ア、生菌数   1.5万/ml以上~20.9万/ml以内  当該旬乳量×1円/㎏

イ、生菌ス   21.0万/ml以上  当該旬乳量×10円/kg

ウ、体細胞数  30.5万/ml以上  当該旬乳量×1円/kg

※再度反則対象者はア、については5円/kg

 ウ、については、30.5万/ml~34.9万/mlまでは3円/kg、35.0万/ml以上は5円/kg

②抗菌性物質

到着牛乳工場で受け入れを停止された廃棄処分はタンクローリー1台分の損害金とする。

 

奨励金:

生乳出荷該当者に対して、出荷乳量に奨励金を交付する。

 

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というように、これら反則金の要項に触れないように安心で安全な生乳を出荷しなければ生産者とは呼べないですね。

っということは、やはり牛さんたちの体調管理や環境整備をしっかり行っていないと、要項に触れてしまうほどの、品質低下に至ってしまうということなんです。

まず1番大事な生乳をみなさんに届けることができなくなってしまうということはあってはならないです。そのために精一杯管理を徹底して、安心で安全な生乳をお届けします。

 

 

以上です。