Milk & Management

元急性期病院勤務の経営ノウハウを駆使して酪農業界に新たな風を!!//酪農後継者の軌跡ブログ

ルーメンってなに??

こんばんわ。kazです。

今日ちょっと話題になりました。

 

kaz:「良いルーメンをつくるためには?」とか、「ルーメンの成長を促すように食わせる」とか、ちょっとルーメンって幅広くてわかりにくい。

父:1番最初の胃のことを言うんだべ。

kaz:そうだと思うんだけどさ、セミナーとか行くと「ルーメン」って言葉の使い方って、いろいろあるんじゃないかっていうぐらいの使われ方・・・・

父:反芻動物って調べてみ!出てくっから!

kaz:お、おう。そんな投げやりに言わなくても・・・・・ったく。

 

っということで解説を記録に残したくて書きます。笑

 

ネットで検索後、引用させていただきます。

 

●反芻動物とは?

牛、羊、山羊などは、草を食べて体を大きくし、乳を生産することができる。その秘密は、これらの動物の持つ大きな「発酵タンク」にある。反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)することであり、反芻動物の最大の特徹は、四つの胃(第一胃、第二胃、第三胃、第四胃)を持つこと。人間や豚の胃に相当するのは第四胃だが、その前に三つの胃がある。したがって、消化機能も人間や豚など胃が1つしかない単胃動物とは大きく異なる。特に第一胃は四つの胃全体の約80%以上、消化管全体の約半分を占めている。草から肉や乳を生産する過程に、この第一胃が大きく関係している。反芻動物が草を食べるとき、主要なエネルギー源となるのは草の炭水化物で、これはデンプンなどの可溶性糖類とセルロースなどの繊維質から成っている。 しかし、人間や牛を含む高等動物自体は、繊維質を分解する酵素を持っていない。

 

●ルーメンとは?

第一胃はルーメンと呼ばれ、成牛で150~250リットルの膨大な容積をもち、そこには、細菌をはじめとする様々な微生物が多く生息している。ルーメン内ではこれらの微生物が主役と言っても過言ではなく、彼らは、高等動物にはない繊維質を分解する酵素を持っている。ルーメン内では、牛自身が消化できない繊維質が、彼らの働きによって分解されます。人間や犬の大腸にも細菌などの微生物が存在しており、食物中の繊維質の5%程度は分解される。これに対し、盲腸に微生物が多く生息している馬では30~50%も分解され、そして、ルーメンをもつ牛に至っては、50~80%も分解されると言われている。

 

●ルーメンの中では?

牛に食べられた草がルーメン内の微生物の働きによって分解された後、草の繊維質の主成分であるセルロースは、紙や綿などの材質そのもの。これは、ルーメン内の微生物の持つセルラーゼセルロースを分解する酵素)やその他の何種類かの酵素の働きによって、グルコースになる。そして最終的には、酢酸などの揮発性脂肪酸(VFA)とメタンになり、牛の主なエネルギー源は、このVFAなのだ。この他に、ルーメン内には、質の低い草のタンパク質を分解して、質の高い微生物体タンパク質に変換する働きをもつ微生物もおり、牛はこの質の高い微生物体タンパク質を利用する。このように、ルーメンという大きな発酵タンクを持つことによって繊維質や質の低いタンパク質を含む草を食べて、肉や乳に変換する反芻動物は人間にとってかなり有益な動物である と言える。

http://www.ies.or.jp/publicity_j/mini_hyakka/42/mini42.html

 

 

勉強になりました。

 

ルーメンとはこうだ!!

「人間にはない、高い分解機能を持った食糧庫」ってのはどう?笑