Milk & Management

元急性期病院勤務の経営ノウハウを駆使して酪農業界に新たな風を!!//酪農後継者の軌跡ブログ

Dairy Japan 2016.4

こんにちわ。kazです。

さむーい世の中ですが、牛たちは寒いほうが元気ですよ!

酪農がんばっていきましょう!!!

 

今日も前回同様に、勉強ってことでマガジンレポートっす!いきます!

Dairy Japan 2016.4

 

〇トウモロコシサイレージ 最大給与で生産コスト低減

 泌乳中期の牛へトウモロコシサイレージの給与量は飼料乾物中60%までが望ましいと考えられこれにより、飼料費の低減が可能であることが明らかになった。さまざまな泌乳期の牛が混在するフリーストール牛群において、給与飼料乾物中の45%給与しても、生産性には影響しない。トウモロコシサイレージの多給により、購入飼料の給与量が低減され、生産費の低減が可能。しかし、多給にはエネルギー不足を引き起こす可能性があることと、乾乳中の多給には栄養過多となり、過肥に注意をする。

 

〇飼料費削減への挑戦

 中標津町山口牧場 ~粕利用で利益率を上げるには~

粕を使って、乳飼比20%以下、日乳量28㎏以上・・だから儲かる。配合飼料はサプリ扱いで、粕利用を極める経営スタイルを貫いている。粕を使って利益を高めるのが自分流であり、飼料会社の設計どおりの餌を作るだけなら自分ではなくなる。粕には相性がありブレンドにはコツがいる。粕のせいにするとか中途半端にせず、しっかり牛を観察することが重要。

 

〇疑問「牛にとって最適な水温は?」

冷水より、27℃程度のぬるい水を好んだ結果がでている。冷たい水は、体温を奪い奪われた体力を取り戻すために余計エネルギーを使うため、牛自ら飲水に制限をかけてしまう。哺育や育成時には増体に影響があるので、加温することが望ましい。

 

〇移行期の栄養管理

繋ぎ牛舎では、分娩してからも個体管理ができる。BCS4の乳牛がいたとすれば、クロースアップ期での栄養管理は、エネルギーの過剰給与を避け、それ以上に肥らせないようにする。そして分娩後に少しずつ濃厚飼料を増給すれば数週間かけてルーメンづくりができる。フリーストールでは、上記の管理は難しいが、分娩直後の牛を3週間ほど別メニューで給与できればクロースアップ期のルーメンを慣らす必要度は低くなる。

 

 

あとがき・・・

注目したのは、飼料費削減の話。いかに安い飼料を与えて乳量を上げるかが課題となっていて、低コストの飼料でもしっかりとした計算と経験があれば利益率はむしろ良いかもしれない。低コスト飼料ということは、できる範囲で改良を加えて試行錯誤が面白みにかわっていく可能性もある。オンリーワンの経営がモチベーションになって、これはどうだ?とやっていくのもいいのかもしれない。

 

 

 

 

今日は以上です。